外壁塗装をお得にする方法とは?足場代の削減が最も効果的!

外壁が傷んできてリフォームを検討する場合、誰もが高品質でお手頃価格で済ませたいと思うのが心情です。

ただ、なんでも安くすればいいという訳ではありません。

塗り替えは生涯に何度か行うので、品質を落とさずに無駄な部分を節約していくのがポイントです。

外壁リフォームの費用は、さまざまな作業の積み上げで決まってきます。なので、見積もりのどの部分を抑えればお得かを知っておきたいところです。

屋根と外壁のリフォームを一緒に行うことでの足場代の節約、工事のどの部分を節約するのが得か?などご紹介していきます。

 

工事費の内訳を理解しよう

外壁塗替えの費用対効果を最大限に高めるために知っておきたいのが、工事費の内訳です。

会社によって、記載の仕方に違いがありますが、

工事で支払う総額=本体工事費+仮設工事費+諸経費の積み上げになっています。

それぞれ説明します。

・本体工事費

塗替え工事にかかる材料費や職人さんの手間賃です。塗替えリフォームでいうと、塗料、手間賃、洗浄、ケレンなどがこれに当たります。

・仮設工事費

足場の組み立て、仮設水道、仮設電気などです。工事の品質や塗料のグレードには関係ありませんが、工事を行うのに必要な作業です。塗替えが終われば撤去します。

・諸経費

会社の通信費や水道光熱費、監督や営業の人件費、交通費や駐車場代、申請や手続費、会社の利益などです。こちらは、工事費に応じて加算されるのが一般的です。リフォーム会社ですと、8~20%くらいの諸経費になります。

 

なので、費用対効果を高めるためには、本体工事費(直接工事に関わる部分)以外をいかに節約できるかがポイントになります。

 

屋根と外壁を一緒に塗装するメリット

外壁の塗替えを行う場合、本体工事以外はあとに残らない費用です。なので、工事品質を落とさず工事金額を抑えるには、この間接費を節約することが大切です。

そのために効率的なのが、屋根と外壁をセットで塗り替えることです。

屋根と外壁をセットで塗装するメリットは、足場代の節約をはじめさまざま挙げられます。

一度に外観を綺麗にすることができる

屋根と外壁を1度に塗装することで、1度で外観を綺麗にすることができます。1度のリフォームで、新築のような外観に生まれ変わらせることができます。

屋根と外壁の塗装の塗替えタイミングを同じにできる

屋根と外壁を同じタイミングで塗装すると、次回の塗替えタイミングも同じタイミングとすることができます。

同じタイミングで塗膜の寿命が来ることで、次回も外壁+屋根をセットでリフォームすることができます。

参考:外壁塗装の時期は素材で変わる!外壁材の特徴とリフォーム時期

参考:屋根の塗装はいつすればいい?屋根材の特徴とリフォームの時期

屋根に見合った外壁のカラーとすることができる

屋根と外壁を一緒にリフォームすることで、屋根に見合った外壁の色とすることができます。

単発で塗り替えると、塗装する部分のカラーに固執して選んでしまい、塗り替えた後に統一性がない外観になってしまうことがあります。

一緒に塗ることで、カラーを選ぶ際に統一性のあるカラーとなるように、業者からもアイデアをもらうことができます。

仮設工事・諸経費が1回分で済む

リフォームには、仮設工事や諸経費がかかります。仮設水道、仮設電気、管理費や通信費などが、1度の支払いで済みます。

 

このように、屋根と外壁は一緒に塗装するだけで大きなメリットがあります。費用の節約もできるので、絶対に一緒にすべき外装リフォームといえます。

 

足場代の削減が一番効果的

外壁のリフォームにも屋根のリフォームにも足場を設けます。同時にリフォームを行うと同じ足場でリフォームを済ませることができます。

足場は工法によって金額が異なりますが、1㎡あたり600円~1,000円程度です。100㎡の外壁に設置する場合は、60,000円~100,000円の費用がかかります。

足場を使うリフォームを個別で行うと、60,000円~100,000円の足場費用が加算されていきます。これらの足場を使うリフォームは、できるだけまとめて行うことで足場代の節約となります。

足場の必要性は?

そもそも、「外装リフォームには足場が必要なのか?」と疑問を持つ人もいると思います。

建築基準法では、2m以上の高所作業を行う場合に適切な足場を設けなくてはいけないと定められています。

なので、2m以上の高所作業を行う外装工事には、足場は必要となります。

「はしごでもいいのでは?」という声もありますが、はしごでは適した作業幅が確保できません。

足場を設置してリフォームを行うことは、安全性だけではなく、さまざまなメリットがあります。

・工事の品質を高める

足場があることで落ち着いて作業ができるので、工事の品質が上がります。

隅から隅まで確認しやすくなるので、精度の高い工事へとみちびくことが可能です。はしごのような不安定なもので作業を行うと、ある程度の工事しかしてもらえず精度が下がります。

・スピード効率が上がる

足場があることで足元に安定性が出るので、スピーディーに工事を進めることができます。材料の搬入・搬出もスムースです。職人の行き来も容易になるので工期も短縮できます。

・近隣に迷惑をかけない

外壁塗装の際は、足場を設置してシート養生も行います。

シート養生を行うことにより、近隣にペンキや工事の破片の飛散を防ぐことができます。

外装工事は近隣の方も多少の不安がありますが、足場を設置してシート養生を行うことで、安心してもらえます。

このように、外装工事に足場は必需品です。けれど、あくまで仮設工事なので、完成後は残らない「消え物」です。

屋根と外壁のリフォームを分けて行うと、この「消え物」に2度もお金を払うことになってしまいます。

別々にリフォームを行うだけで10万円ほど無駄にするのは避けたいところです。これが生涯続くのですから、バカにならない金額になってしまいます。

 

足場が必要なリフォーム

外装リフォームを行う場合は、足場をかけたらそれを有効利用することです。予算の問題もありますが、できるだけ有効に利用するようにしましょう。

足場が必要なリフォームは何があるのか、ピックアップしてみました。

・外壁の塗替え

・サイディング工事

・サッシの取り換え

・雨戸の取付け

・コーキング工事

・屋根の塗替え

・屋根の葺き替え

・雨どいの修繕や取り換え

・破風や淀、軒天の工事

・太陽光発電の設置

・煙突の工事

・アンテナの取り換え

・エアコンの室外機の設置

このように、足場を使うリフォームというのは、意外に多いことがわかると思います。外壁の塗替えを検討する際には、足場が必要な工事や付帯部分の工事をまとめて行えれば、さらに費用対効果が高くなります。

参考:建物付帯部分のリフォーム時期とメンテナンス方法

 

リフォーム工事をお得にする方法のまとめ

今回は、外壁リフォームをお得にする方法を紹介しました。

足場は、完成後に残らない工事です。完成後に残らない工事に多くのお金を費やすことは、正直無駄です。生涯費用を考えると本当にバカにならない金額になります。

無駄を作らないように、足場を使う外装工事はまとめて行うようにしましょう。

 

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